ニューヨーク州立病院リハビリセンターに掲げてある 患者さんの詩
大きなことをなしとげるために
力を与えてほしいと神に求めたのに
謙虚さを学ぶようにと、弱さをさずかった
偉大なことができるように健康を求めたのに
よりよきことができるようにと病気をたまわった
幸せになろうとして富を求めたが
賢明であるようにと貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようとして成功をもとめたのに
得意にならないようにと失敗を授かった
人生を楽しもうとたくさんのものを求めたのに
むしろ人生を味わうようにとシンプルな生活を授かった
求めたものはひとつとして与えられなかったが
願いは全て聞き届けらけていた
私はあらゆる人の中で最も豊かに祝福されていたのだ
( 神渡良平著「安岡正篤 珠玉の言葉」より引用)
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この詩は冒頭のタイトルがつけられ、
神渡良平氏の著書「星降るカミュ」および
「安岡正篤珠玉の言葉」の中で、紹介されていたものです。
病気で痛みを心と体に受け
苦しみを背負い、自分自身を見つめられ
なんどもなんども、
繰り返し、繰り返し
悩みぬかれた末に掴まれた、真理の詩のように思われてなりません。
苦悩が人を作ると言う言葉がありますが、
正にその言葉を裏付けるような 実体験の言葉であると思います。
この詩を書かれた時には、身体の痛みをこらえても、
心の痛みに負けることなく、晴れやかな思いで 全てに向われていたと想像されます。
つい先日、子供が苦悩の道に入り、
悩みのツボから出れず、
自虐的になっていたことがありました。
このことがきっかけで、ある教育者の先生から聞いた
"ある特定期の子供達"とつき合った 体験談を思い出しました。
9歳前後の「リトルギャング」と呼ばれる時に続き、
13歳、17歳それぞれの時期に、"反抗期"と呼ばれるような
不安定な 心持になる子供達が多いそうです。
いずれの時期も、肉体的な成長の変化点と重複し、
身体の変化、ホルモンバランスの変化が
大きな要因の一つと分析されていました。
この時期において 責められ過ぎたり、
思いに負担を受け過ぎて、心に傷を残した子供でない限り、
事例から判断すると 約半年くらいで
元来の明るさを取り戻す場合が多いそうです。
とにも かくにも
自虐的に自分を否定した精神状態になるケースが多く
他者の意見、特に 大人の意見は、否定的姿勢から聞くため
正直に言葉を受け入れられることは 少なかったそうです。
『大丈夫だよ』 『君は やれば出来るよ』などの
抽象的"ハゲマシ"を贈りながら 任せて、待つことが
最良の方法であったと 教えて頂きました。
思いに悩む子に、一通の 絵葉書を送りました。
「悩むことは、悪いことではないよ。
ニゲずに、ごまかさずに、真正面から取組んで下さい」と。
思い描くことと、現実として起きることには
大きな開きがあります。
心を成長させるために、正しく"苦悩"と向き合えば、
重いバーベルを持ち上げるように、
必ずや、価値のある 良い心の『負荷』となってくれるでしょう。
重すぎてビクともしないバーベルであっても、
持ち上げようと、何度も、何度もチャレンジするうちに
腕や肩の筋肉が 日々強くなり
下半身もその重さに耐えられる準備が整うことでしょう。
今、持ち上がらなくても地道な努力が
少しずつ、少しずつ身体を成長させてくれます。
そして何より鍛えられるのは、
その試練を耐え続け、
なおも 向上心を忘れない、"心の強さ"かもしれません。
「必要、必然、ベスト」
身に起きること全てが
自分の成長にとって必要な、゙糧"と受け止めて
生かしてほしいと 心から 願っています。
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