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春風の如く

4月9日の 十四夜の満月に送らせていただいた
お葉書"満月通信"のタイトルは

『春風の如く』でした。

"春風"という言葉は、神渡良平氏が 山岡鉄舟を描いた
『春風を斬る』という小説を呼んだときより
重みのある、さわやかな言葉として
心に のこしてありました。

三月の末、娘の小学校の卒業式に出席したさい、
校長先生が「送辞」の締めくくりの言葉として
下記の言葉を伝えてくれたのでした。

  「皆さん、春の風のような人間になって下さい。
   さわやかに、暖かく 人を包み、 
   そして、堂々と真直ぐな
   春の風のような
   清々しい 人になって下さい。」と。

子供たちは、あたたかな 思いやりの中で
学ばせていただいたのだなと
感謝の気持ちで いっぱいになりました。

この思いを"満月通信"の中で
『春風の如く』という言葉と伴に、お伝えさせていただきました。

長野のI様、神奈川のKさん、大阪のSさん、宮崎のKさん ほかの皆様から

共感の お声を頂戴いたし 誠に ありがとうございました。

下記に その時に創りました 詩を掲載させて頂きます。

ご一読いただけましたら 幸に存じます。

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< 春風の如く >

   明るく、あたたかく

    穏やかで、さわやかに

    芳薫を まとい

  堂々と 真直ぐに

  囚われも 停滞にも 縛られぬ

  一陣の 春風の如くあれ

 

* 長  詩 *

  春の 日差しを まとって   明るく

  お日様の微笑みのように   暖かく

  草花を 躍らせる風のように  穏やかで

  若葉の薫りを運ぶように   さわやかであれ

  冬枯れの冷たい木枯らしに吹かれても 堂々と

  この光のさす道を 真直ぐに、真直ぐに 吹け

  欲の中に生まれる 感情の渦に囚われ過ぎず 

  周囲の評価や 目線に 縛られるな

  正しき天の道を 流れるように

  一心に 強く 吹け

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「あいつは 口先だけだ」

『本当に、あいつは 口先だけだ』
あるリーダーへの お客さんからの評価でした。

こっそり、陰口のような小さな声でもらした言葉でしたが
驚きと伴に 耳に残っています。

学業も優秀で度胸もあり、
堂々としていて 押しが強く、弁も立ちます。

ファイタータイプで 自信が強くやる気も充実し、
あくの強いところはありますが、決して悪い人間では有りません。

打合せなどの お客さんとの交渉の席には
必ず率先して前面に出て、調整事項を処理しています。

お客様からの常日ごろの言動からも
お客さんからの信任が 厚いものと
すっかり思い込んでおりました。

強すぎる言葉や、強引な駆け引きは
本来、強者であるはずの お客様の心の中に
知らず、知らずの内に"憤懣"を募らせ
恨みを残すことになったようです。

( 所属会社の異なる チームメイトへは、
 度々愚痴るように 不満をもらしていたようです。)

『あいつは 口先だけだ』

"誠"の無い"虚"ばかりの人間と評価されることは、
人として、男として、
これほど『恥ずかしい』ことはないと思います。

極端な例ですが、
鎌倉時代の古武士の風潮を尊んだ 江戸時代の薩摩藩士たちは、
疑われることを もっとも"恥"とし、

自らの潔白を 黙って、決して言い訳することなく
"腹を切る"ことで示したそうです。

組織全体として考えた場合
恨みや、憎しみはいずれ こちらが困ったときに
巡り巡って返されることでしょう。

恨みを買った 当の本人にでは無く
他の誰かかもしれません。

困難がことが発生したとき。
ミスをして ご迷惑をお掛けしたときなど

そのお客様が 責めるか、
肝要に許すかの 選択肢を得たとき、

過去の憤怒や わだかまりが鍵となり 
仕返しのような 仕打ちに流れることも多いでしょう。

困ったときに 負の方向へ流れるのですから
大きな痛手となることでしょう。

日ごろの小さな戦いに勝利し続けていても、
天下分け目の大戦で敗れるようなもの。

結果として、
全体としては マイナスになりますね。

ともすれば、実際に 手を動かして
物や 資料を作る手間を惜しみ
口頭だけの説明で 済ませてしまいたいと思いがちです。

論理のみの 机上の議論でものごとが終了し、
大きな声で 論理整然とした議論の勝利が
どんなことでも 解決できると信じ込んでしまうものかもしれません。

自らの鏡として
忘れることがないよう 肝に銘じたいと思います。


 『誠は天の道なり これを誠にするは人の道なり』

               ( 中庸より )

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